| 平塚市S様がこの度行われましたマンションリフォームについて、コラムを執筆、ご寄稿頂きました。リフォームの流れがとてもわかりやすく描かれており、この場にて、掲載させて頂きたいと思います。ぜひ、ご参考下さい。 |
80歳の大仕事 その1 |
|
「トイレの壁がかびているから、便利屋さんにでも張り替えてもらったら」という娘の助言から事が始まった。 「いずれ私たちがなくなったら史恵ちゃんが此処に住むんだよね」と確認を取ると「もちろん、そのつもり」という返事。 「じゃあ、この際居間の壁紙も取り替えようか」と私が云った。 「いやいや床も天井も張り替えて徹底的に内装工事をする時期だよ。いい工務店をネットで探してみるよ」と娘は大乗り気だ。 娘が住むとなったら…と、先々を考えて暮らしやすい形にしておいてやった方が、困らないで済むだろうと私たち夫婦は話し合った。 娘は猛烈な勢いで、工務店探しをはじめ、辻堂にあるecomoという会社をネットで見つけた。幸いなことに9月5日、ecomo社が茅ヶ崎市民文化会館で展示会をやっているという。早速、我々夫婦と娘は平塚駅で落ち合って会場に乗り込んだ。これがまた素晴らしい会社で健康・環境配慮型自然素材・持続維持がテーマの家づくりをやっているようだ。工務店の人との話し合いで我々3人は共鳴した。早速9月11日ecomoさんが午前中にやってきて、家の中を見てくれた。私たちは娘に言った。 「史恵ちゃん好みに改装していいんだからね、あれこれ注文してやってもらいなさい…」 |
|
結局、キッチン・トイレ・洗面所・リビング・仕事部屋など、全てにわたって全面改装することと相成った。 当然のことだが、住みながらの改装は困難だ。見積もりを出して、マンション管理会社の承認を得るのに数週間、工事に取り掛かるのが10月下旬か11月のはじめ、工事期間は約1ヶ月半。その間2ヶ月仮住まいに移ることに決まった。娘は、その仮住まいも見当を付けてくれているようだ。えーい、何もかも任してしまえ、腹は決まった。9月19日会社は粗見積もりを持ってやってくる。一体どれくらい費用がかかるか。ひょっとして1千万円を越すかもしれない。 娘は「捨て方上手ですっきり暮らす」とか「センスよく暮らす人の収納スタイル」などという本を買い込んできて「よく読んで研究してみて」といった。そんなこんなで夫は500冊くらいの本を整理し古本屋を呼んだ。私も思い入れ深いオーバーやシャツなどを資源回収ごみに出してしまった。さらに、9月13日午後、娘が再びやってきて、夫と私のクローゼットの中を整理し、あれよあれよという間に捨てるものを選び出し玄関に並べた。自分が将来住むときのためのアイデアもいっぱいあるのだろうか。小箪笥2竿を廃棄、机も作りつけに換え、スチール本棚も処分した方が良いと言う。いやもうそのエネルギッシュなこと、人間50歳とは…、こうだったのだ。私たちがセカンドハウスとしてこの家を思い切って買ったのも50代だったし、母と張り合って暮らしたのも若さゆえだったのだと振り返ってつくづく考えた。 しかし、80歳というのは正直、体が付いてこず悲鳴をあげる。夜中、突然目が開き、2~3時間眠れなくなり、睡眠剤を再度飲んだり、明け方5時半ころ目覚めて頭がカッカしてしまったり、日中目がしょぼついてぼんやりしてやる気を失せさせたり、少なからず体調に狂いが生じてきた。さあこの先どうなることやら、不安を覚えつつ何とか乗り切らねばならないと己にむちうっている。 2009年9月15日 信子 |







